新築したときは修繕のことまで現実的に考える人はいないでしょう。台風や震災があった場合は別ですが、日ごろからこまめにメンテナンスをしていれば、老朽化で急に修繕工事という事態は通常起きません。きちんとメンテナンスさえしていれば住宅は20年は持つものです。
しかし、家にも寿命があるため、それを考慮した修繕が必要があります。修繕のタイミングは、その家に住む「人のサイクル」にも関係しているのです。住宅リフォームの主な理由は、家の老朽化を除くと以下のようなケースが多いと言われます。
しかし、このような問題が持ち上がるごとにそれぞれリフォーム工事を行なっていては、時間と費用の無駄になってしまいます。そこで、手間や無駄をなくすために、家のメンテナンスと将来的な家族のライフサイクルを見据えたプランを立て、いくつかの工事を上手く組み合わせる計画を立てることが賢いリフォーム方法です。
まずは現在の家の建材や塗装、水周りの状態などを調べ、どの場所にどの程度のメンテナンスが必要か、またはメンテナンスが必要になる時期をチェックしてみてください。そして自分の家のサイクルと家族のサイクルについて一緒に考えてみましょう。
既に老朽化が進んでいる住宅の場合は、工事が何回必要かを考えると建替え時期が逆算できます。一般の木造一戸建て住宅の限界年数は最低50年とも言われていますが、これは定期的にきちんとメンテナンスを行った場合です。築20年を過ぎた場合、建替えを視野に入れて、どの程度メンテナンスをする必要があるかを考える必要があります。
建替えとリフォームで迷ったら、それぞれのコストを算出して比較してみることで解決します。修繕費用は決して安いものではありません。コスト面の比較は、実際工事にかかる費用だけでなく、そのほかに必要な建材等の費用も入れて総額がいくらになるのかをしっかり検討する必要があります。
わかりやすい目安を言うと、建替えに必要な費用の7割以上かかってしまうようなリフォームは、建替えた方が得です。